【ネタバレなし】インフェルノ 万人向け良作!初見でも大丈夫!
映画について三言
- シリーズの中では最も易しい謎解き(他が難ししぎる)
- テンポ良く進む謎解き、歴史的建造物の解説も健在
- 俳優たちの演技が良く映画として完成度が高い
映画を観るきっかけ
1.前シリーズが非常によく、”あの謎解き”を見たかった
私は推理物の謎解きが好きであるというのと、このシリーズは比較的難易度の高い謎解きという点で視聴を決めました。コナンの「謎が解けていく~」という某歌詞の通り、広げられた風呂敷をたたみ、伏線を回収する、このスッキリ終わる感じが好きなんですね。故に恋愛物のドタバタ展開や愛という名の~は嫌いです。
余談ですが難易度の低い謎解きといえばコナンですかね。最近のコナン映画は謎解きレベルの低下が著しい・・でも毎年観てます。
2.舞台であるフィレンツェに今年の8月に行った
予告を見ていて「あれ?ここフィレンツェじゃ・・」と分かり、調べるとフェイレツェということもあって、映画で奇麗なフィレンツェと歴史的建造物のオタク的解説あるのでは!?という点もこの映画視聴の理由でもあります。上の写真は私が撮影したものですが、この場所出てきますよ!!
フィレンツェの写真はいつも楽しく読ませて頂いているdak2parkさんの写真がオススメです!何度見ても美しい写真で私も現地でこんな写真を撮りたかった・・。
予告・あらすじ
記憶喪失状態でフィレンツェの病院で目覚めたロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は何者かに命を狙われるも、医師のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)の手引きで事なきを得る。やがて二人は、人口増加を危惧する生化学者バートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)が人類の半数を滅ぼすウイルス拡散をたくらんでいることを知る。彼らは邪悪な陰謀を阻止すべく、ゾブリストがダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」に隠した謎の解明に挑むが……。
感想(ネタバレなし)
0.総評
推理物好きなオタクにはたまらない作品。この作品は総じて書物や建造物に対して独自の解釈をしていきますが結構ロジックがしっかりしていて「本当にそうなのか」と思わせるほどの内容です。
本作は「ダヴィンチコード」、「天使と悪魔」という前シリーズがありますが、観なくても大丈夫です。初見でも楽しめる位、とっつきやすくなりました。ただ主人公のラングドン教授がどういう人物かという事を知りたいのであれば前シリーズを観てください。
1.テーマが秀逸
予告にも出てきますが、テーマは人口増加問題に対する解決策として「人類を半分にする」、これを阻止するかどうかはお前次第という内容です。
こういうテーマはデスノートと同じで、一歩違えば敵側が正義で自側が悪ということも十分考えられますよね。本作も同様に敵の論理は間違ってもいないですし、映画中に彼の演説が出てきますが非常に上手です。ぜひ映画で観てほしいですね。
2.序盤は謎なシーンが多いけど・・伏線回収されます!
冒頭30分くらいは初見だろうと前シリーズをみていようと意味不明の展開です。でもここでこの映画をダメと決めつけないで最後まで観てほしい。見事に全てが回収されます。
この回収の気持ち良さはこのシリーズならではです!
3.軽いイタリア旅行(フィレンツェ、ベネチア)した気分になれる
内容が内容だけに歴史的建造物はでてくるわ、街並みも奇麗に描写されてるわで完全にイタリア旅行した気になれます。元よりフィレンツェに旅行した私としては広場の場所とかが普通にわかるレベルです。
映画という事もあり非常に奇麗な絵で見ることができます!
4.俳優陣の演技が良く、よりリアルに描かれている
トム・ハンクスは相変わらずラングドン教授そのものですね。他の映画でいろんな役を務めていますが、やはりこのシリーズが一番合いますね。最近ではUSエアウェイズ1549便の機長役を演じていましたね。
小言ですが、シエナ役のフェリシティ・ジョーンズをどこかで観たことあるなと思い、調べたところ・・
「May the force be with us」といつも言っているこの人です。スターウォーズ ローグワンの予告ですね。映画館に足を運ぶ人なら嫌というほど観てますね。
疑問点
1.あの瞬間で寝返るの・・ちょっと描写不十分では?
ネタバレなしのため、誰とは言いませんが突然の寝返りがあります。
(正確には寝返りではない)
それまでの行動からは考えられない状態から、あまりにも唐突でした。原作と映画は展開が違うので、この部分は解説がないとわからないですね。
最後に
某漫画のラストシーンのような状況になるのかなと期待しながら観ましたが、こっちは人類95%が死ぬので緊迫感が半端なかったですね。前シリーズにあるような意味不明な暗号からの謎解きは気持ちいいですよ、本当に。
少しでも興味があるならオススメしたい映画ですね。ただ頭を空っぽにして楽しむような映画ではないので考えながら真剣に観なくてはなりません。