にとぴく

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【悪用厳禁】ばれないカンニング方法12の考察とその防止策

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つい先日、私は資格試験があったのですがあまりの警備の甘さに憤りを覚えました。

試験中あまりにも暇だったので、ばれないカンニング方法について考察してみました。※私は神に誓ってカンニングはしていません。(基本的に他人の回答を信用しません)

<< 注意事項 >>

本内容はカンニング行為の助長ではなく、試験制度・監督者は何を見ればカンニング行為に気付くかという考察である。

カンニング行為によるリスク

小学、中学では厳重注意で終わるかもしれません。教育の一環として。しかし義務教育が終わればそんなに優しいものではありません。

高校、大学ではその期の試験0点はもちろんのこと、1年間の単位全剥奪の可能性があります。どうなるかというと留年確定です。

社会人の資格試験ではその資格試験の受験禁止期間が設けられたり永久に禁止される場合があります。

カンニング行為が摘発されると試験以降の生活等に制限がかけられます。カンニングをするくらいなら潔く諦めて次回に臨みましょう。

「次回がないからカンニングするんだよ」という人がいるかもしれませんが、あなたは次がないのをわかっていてなぜ最善を尽くさなかったのでしょうか。周りのせいにしてはいけません。

カンニング経験率、摘発率

期末テストシーズンにつき、カンニング経験率を大調査!40代男性、やりすぎ! - エキサイトニュース(1/2)

センター試験で不正65件 替え玉やカンニング 27年までの10年間 67人が無効処分(1/2ページ) - 産経ニュース

カンニングの年間摘発率を調査しようとしたのですが、どこの大学も公表していない?公表しても悪いイメージしかありませんから学内公表に留めていると考えます。というわけでセンター試験を参考に計算します。

センター試験に限っては平成26年度ではカンニング者7人、全受験者532,350人ですので摘発率は0.001%です。センター試験は日本最高峰クラスのカンニング対策と失敗した時のリスクが大きいのでこの0.001%というもの凄く低い数字になっていると思います。

ただ中学、高校、大学の試験等はここまでは厳しくないので摘発率は0.1%くらいではないかなと思います。みなさん各学校を卒業するまでに1人くらいは居ませんでしたか?1000人に1人/年ですかね?

カンニング関連の事件、体験談

京大カンニング事件、話題になりましたね。試験中にYahoo知恵袋に問題を投稿、解答を教えてもらうというものです。この事件が社会に与えた影響は大きく、この事件を境にカンニング対策はより厳しくなったと思います。(スマホ普及もこの頃)

大学入試問題ネット投稿事件 - Wikipedia

まとめサイトのものですが、カンニング行為をしてバレた方の記事です。笑えないよ・・。

【驚愕】大学でカンニングしてバレたけど何か質問ある? - かれっじライフハッキング

カンニングばれて人生終了したwwwwwwwwwwwwwwwww:ふぇー速

カンニングによる得点上昇率(理論計算)

面白い記事の紹介です。カンニングによって得点がどれくらい上がるのかというものです。一般にカンニングが見つからないとした条件なのが参考にはならないかもしれませんが、結論としてはカンニング行為が見つからないのであればテストの得点の期待値は必ず上がります。それも参考になる人数が多ければ多いほど統計的に正解へ近づく確率はあがります。

何度も書きますが、これは見つからない場合です。見つかった場合はその場のテストだけでなく1年間の試験資格剝奪(=留年)というとてつもない罰を受けることになります。それでもカンニングしますか?

【カンニングの期待値】 以下の条件のテストがあるとします。… - 人力検索はてな

団体戦術(賢い奴にリードしてもらう)

1.解答用紙をスライドさせ、横あるいは後に見せる

選択肢形式:◎、記述/計算形式:〇、摘発率:低

おそらく試験会場等でよくあるパターン。
正統に取り組んでいる人には「カンニング行為をしている人」に見え、カンニングをしようとしている人には「たまたま見えてしまった人」に見えるという非常に判断が難しい。
この論理を逆手にとって偶然を装ったカンニング行為。1度や2度ならばれないかもしれませんが、頻繁にやっているとそれは「偶然」ではなくなります。

摘発方法:異様に解答を机の端に寄せている、前や横の席をチラチラ見ていないか

2.モールス信号等、独自のルールで意思疎通する

選択肢形式:◎、記述/計算形式:△、摘発率:並

一度は考えたことであろう暗号系。
モールスは音を鳴らさないといけないのでおそらく試験官に怪しまれますが、音を出さずにやるとなると、、、、

ぱっと浮かぶのは試験終了10分前になったら、全回答を順にサインで示すというのが考えられます。野球のサインのように頭に手を持って行ったら1+ペンをノックした回数、左手を下ろしたら次の問題というのが思いつきます。(どう考えても怪しい動きなので無理でしょう)

ただしこれは選択肢形式でないと使えませんし、途中でサインを見逃すとどこの解答を示しているのかわからなくなります。

ただ本当にどうやっても答えが出ない問題というのは選択肢問題ではなく計算問題や記述問題ですよね。ちょっとこの方法では無理です。

摘発方法:何度も同じ仕草をしていないか、ある一定の動作後にペンを動かす人がいないか

3.替え玉受験(他人に代理で受験してもらう)

選択肢形式:◎、記述/計算形式:◎、摘発率:高

たまに聞きますが、成功例よりも圧倒的に失敗例が多いと思われる。
試験受験時には多くの場合で身分証明が伴います。そして代理してくれる人を探さないといけないので難しいです。 

摘発方法:証明写真付きの身分証の提示

個人戦術 ①(自力で回答を用意する)

4.スマホに問題、解答など詰め込み、トイレで確認する

選択肢形式:◎、記述/計算形式:◎、摘発率:低

一般に試験官がトイレまでは案内しますが、トイレ内までは立ち入りません。ということはトイレで普通にスマホに記録してある解答を開き、その内容を記憶して部屋に戻ればいい。

しかし資格試験等では一般にトイレであっても一度退出すると部屋に戻ることはできません。センター試験では試験開始前に電子機器集められます。今となってはできない方法ですが、一部の大学試験等ではそこまで監視の目が厳しくはないと思います。

摘発方法:電子機器を試験官が預かる、試験日に限りトイレ内に監視カメラを設置(無理)

5.紙に解答を用意、その紙を体(手、鼻、足)やポケット、靴に仕込む

選択肢形式:〇、記述/計算形式:〇、摘発率:並

古典的な方法ですが、紙の大きさで記録できる量を変化させられます。ただ問題はその紙をどうやって見るかです。足元で隠して見るのかはたまた筆箱の中に入れたのを見るのか・・・。

そして見つかった場合に証拠が残ってしまいます。(発覚時に食べたり破いたりするとかえって怪しいです)

摘発方法:見つけ次第、一切の動作を禁じ、持ち物検査を実施

6.テーブルに事前に書き込んで置き、試験終了前に消す

選択肢形式:〇、記述/計算形式:〇、摘発率:低

紙を持ち込まずに受験する机に予め書き込んで置き、問題用紙等で見えないようにする。そして試験終了前には机に書いた内容を消去する。

これは見つかりにくく成功しやすい方法ではありますが、試験によっては机に何もない状態で試験官が問題を配る場合というのもありますので試験方法について熟知している必要があります。

摘発方法:見つけ次第、一切の動作を禁じ、机下を検査

7.筆記用具(消しゴム、物差しなど)や服の裾などに仕込む

選択肢形式:〇、記述/計算形式:△、摘発率:低

5とは少し違って、紙ではなく使用する道具や衣類そのものに書いておくという方法。消しゴムはやりやすいかもしれませんが、情報量が圧倒的に少ないです。衣類に関しては服に文字を書くというのに抵抗がありそうなもので、なかなか勇気がいるかと思います。

そしてこれも5と同様に発覚時に証拠を隠滅することはまずできません。疑いをかけられ持ち物検査をすれば即アウトです。

摘発方法:見つけ次第、一切の動作を禁じ、検査を実施

8.ペットボトルのラベルを自作し、ラベルに仕込む

選択肢形式:◎、記述/計算形式:◎、摘発率:高そう?

資格試験等では蓋付き飲料を試験中にテーブル上に置くことが許可されている場合があります。ならそのラベルと同じ調でカンペを張り付ける、作るという方法。製作難易度がまず高いというのと、試験官の巡視でばれやすいような気がします。ペットボトルちらちら見ないですよね、怪しいです。

摘発方法:見つけ次第、一切の動作を禁じ、持ち物検査を実施

9.試験官を買収する

選択肢形式:ー、記述/計算形式:ー、摘発率:逆に低そう?

東南アジアでよく聞く話ですが、日本ではまず不可能。試験という概念そのものを吹っ飛ばすので、お金で合格・点数を買います。ただこの領域までくるとそもそも勉強何のためにしてるの?となってきます。

摘発方法:内部告発を待つ?

個人戦術② (他者の解答を盗み見る)

10.マーク式なら周りが鉛筆を書き始めたタイミングを解答にする

選択肢形式:◎、記述/計算形式:×、摘発率:限りなく低

TOEICをはじめとするリスニング+マークシート形式などの解答をするタイミングがある試験では有効ですし、カンニング行為には見えにくいでしょう。しかしその相手が間違ているリスクも十分高い。

摘発方法:見つけ次第、別室受験でしょうか

11.室内の時計、窓を見るふりをして他者の解答を見る

選択肢形式:〇、記述/計算形式:△、摘発率:並

試験中はずっと下を向いて問題をガリガリ解いていますよね。そんな時、ふと上を見上げることがありますよね?(時計とか窓とか)
その際に他者の解答を見るという方法。これも1と同じで偶然を装った確信犯ですね。ばれにくいかもしれませんが、何度もしていると怪しい行動に徐々に見えていきます。

摘発方法:再び繰り返すのを確認したら、取り押さえ

12.トイレ等で一度退出し戻る際に他者の解答を見る

選択肢形式:△、記述/計算形式:△、摘発率:並

机と机の間を通るときに足元が気になりつつ他者の解答も気になる。偶然見えてしまったシリーズです。ただ見ていられる時間が非常に短いのと一度きりで見直しが利かないのでお望みの解答は得られないかもしれません。

摘発方法:見つけ次第、事情聴取  

最後に

12のカンニング方法について紹介しました。何個かは摘発しにくそうですが、センター試験レベルの環境では全て無力です。カンニング対策最高峰ですね。今後のセンター試験の動向が気になります。

カンニングという行為に対して私は以下のように考えています。

ある試験に自信がなく点が取れそうにないなら最初から勉強して挑むか、潔く諦めよう。失敗した時のリスクが大き過ぎますから。再受験があるならそちらで頑張りましょう。

正々堂々やって合格すべし。

参考・関連サイト

カンニング - Wikipedia

今年のセンター試験「不正行為」は7件…突然公表するようになったワケ - NAVER まとめ

カンニングの心理学:なぜするのか、どう防止するか(こころの散歩道)