ファンタステックビーストに向け、ハリポタシリーズを振り返る【2.秘密の部屋】
ハリポタシリーズを振り返る、今回は2作目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』です。
ここからストーリーでダークな核心に迫る部分が出始めます。秘密の部屋単体では気付きにくいかもしれませんが、重要なワードがたくさん登場します。
さてそれでは話を振り返ってみましょう。
あらすじ・予告
ハリー・ポッターの夏休みは、決して楽しいものではなかった。横暴な叔母ペチュニアと叔父バーノンは、ハリーの持つ不思議な力に恐れをなし、ますます容赦ない仕打ちをしてくる。さらには、親友だったはずのロンとハーマイオニーにも何度手紙を書いても何の返事もない。ある日、ハリーの寝室に屋敷しもべ妖精のドビーが現れ、こう警告する--ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはなりません。しかし、ドビーの必死の努力もむなしいものであった。そんなある日、ホグワーツのどこかにあるとされてきた「秘密の部屋」が開かれたという血文字が現れる。次々と起こる謎にハリーに疑いの目が向けられる。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は再び忍び寄る魔の手と対決することを決意する・・・!
相変わらず予告と字幕に時代を感じますね。
ハリポタシリーズを振り返る
- ハリー・ポッター全般
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』←いまここ
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を振り返る
0.映画基本情報
公開日:2002年11月23日
興行収入:173億(日本歴代8位)
上映時間:174分
監督:クリス・コロンバス
脚本:スティーブ・クローヴス
1.魔法使いとなったハリーの2年目
序盤はトラブルまみれのハラハラドキドキ生活、中盤以降は学校内の異変に首を突っ込み・・というハリーポッターではお馴染みの流れです。
「賢者の石」では簡単な魔法しか出てきませんでしたが、本作からは決闘用魔法であったりポリジュース薬なる変身薬も登場します。それ故に、いかにハリーとハーマイオニーが秀才であることが思い知らされます。この二人とあとロンがいてこそのハリーポッターシリーズですからね。
2.賢者の石より回収された伏線
・ハリーが蛇と話せた理由
例のあの人がハリーを殺す際に失敗、その一部がハリーに移ったため、例のあの人ができていたことがハリーもできるということ。ちなみに蛇と話せる人を「パーセルマウス」と言います。(ハリーポッターシリーズの用語であって世間一般の言葉ではありません。)
ここだけの話ではなく、後の作品でもでてきますのでこのパーセルマウスは覚えておきましょう。
・ハリーがスリザリンではなくグリフィンドール生になった理由
どちらの資質もあったがハリーがスリザリンを拒んだため、グリフィンドール生になった。重要なのはいずれの資質も持ち合わせていること、言い換えればスリザリン生でもグリフィンドール生でもあること。秘密の部屋ではこれが重要になります。後の作品では特に出てこない。
3.ハグリッドにフォーカスが当たるのは秘密の部屋まで
見直してて思ったのはハグリッドが映画中こんな出てきたことあったっけ?というレベルでよく出てきます。いないとは思いますが、ハグリッドファンにはたまらない作品ではないでしょうか。(幼少期もでてくるよ笑)
ちなみに役を演じたロビー・コルトレーンの普通の姿はこちら。
毛がないだけでこんなにも違うんですよね。小ネタですが、このはグリッド役は原作者J.K.ローリングが直々にロビーに依頼したそうです。THE森の番人というイメージなんでしょうかね。
4.明かされる”例のあの人”
これは過去の姿ですが、復活後にまさかあんなお顔になるとは思わなかったでしょう。本作では過去から偉大というか並外れていた能力を持ち合わせていたことが明らかになります。今作はこいつの「トム・リドルの日記」と「秘密の部屋」を巡る話です。
5.”秘密の部屋”とは何だったのか
”スリザリンの継承者”にのみ開くことができる部屋。部屋奥には怪物バジリスクがいる。部屋を開くにはパーセルマウスでなくてはならず、そのため長い間部屋は見つからなかった。映画のみどころとしてはハリーがどうやってバジリスクを倒すかですね。これこそがハリーがグリフィンドースとスリザリンの両方の資質が必要であった理由ですね。
6.好きなシーン
ラスト3分くらいですが、この屋敷しもべ要請ドビーの逞しさよ・・。映画の序盤こそ迷惑ばかりかけてきますが、後の作品ではとんでもないくらい活躍してくれます。ドビーのおかげでハリーの人間性の良さがより際立っているように思います。
最後に
ラストを知っている方には重要な要素てんこ盛りの「秘密の部屋」です。トム・リドルの日記、バジリスクの牙、グリフィンドールの剣、屋敷しもべ妖精ドビー・・・全部出てくるんですよ、ここで。
小ネタですが、映画で許されざる呪文の1つである「アバダケダブラ」が初登場しますが原作では4巻「炎のゴブレット」で初登場です。
さあ次は「アズカバンの囚人」に備えましょう!